「松井ニット技研様でしょうか。突然お電話して失礼します。実はお願いがあってお電話を差し上げ…
カテゴリー: 芽生え


芽生え:その2 訪れたバイヤー
話を元に戻す。いま思い返せば、何とも要領を得ない会話だった。だが、松井ニット技研が多くの人…

芽生え:その3 ワンダフル!
智司社長の奥さんが入れたお茶を前に、訪れた3人の話はA近代美術館の説明から始まった。智司社…

芽生え:その4 編み方
戸惑っている2人に、彼女は言葉を継いだ。 「まず、いまお手元にある松井ニットのマフラーを全…

芽生え その5 三段切り替え
購買担当の女性が気に入ってくれた2つ目の点、房の作り方は智司社長が工夫に工夫を重ねて生み出…

芽生え:その6 職人魂
話を少し脇道に振る。 凝り性でない職人は大成しない。いくら伝統の技を完璧に身につけ、名人と…

芽生え:その7 やっと来たか!
筆者が札幌に勤務した時、すっかり惚れ込んだ炉端焼き屋があった。薄野にあった「憩」という店で…

芽生え:その8 共同開発
話を本筋に戻そう。 松井ニット技研がA美術館ブランドのマフラーを作る。松井ニット技研にとっ…

芽生え:その9 リブ編み
1年目の大成功の余熱がまだ冷めない2000年11月、またA近代美術館購買担当の女性が桐生に…

芽生え:その10 常識破り
一行が引き上げ、間もなく年が明けた。話し合いでまとまった色の選択をもとにした糸を発注した。…