レールさんの事務所から2度目の依頼があったのは、それから4、5年後だった。事務所を訪ねた2…
月: 2020年7月


松井智司の「美」 その18 2冊の本
「その1」で書いたが、この連載を始めるとき、筆者は松井ニットデザインの原点にこだわった。美…

松井智司の「美」 その19 色の合唱
「カンヂンスキーの芸術論」から読み始めた。前回も書いたが、哲学、美学、色彩論など様々な要素…

松井智司の「美」 その20 和と洋
カンディンスキーの2人目の妻でその死を看取ったニーナ・カンディンスキーが初めて彼の絵を見た…

松井智司の「美」 その21 YEARLING
少しばかり話が脱線したかも知れない。だが、カンディンスキーとの出会いは智司社長に決定的な影…

松井智司の「美」 その22 真っ赤なロングマフラー
話を元に戻そう。 パリを出た智司社長とデザイナーはコルシカ島に向かった。そこからニース、マ…

松井智司の「美」 その23 買い漁る
日本のデザイナーたちからの仕事受けるようになって、松井ニット技研もオシャレっぽいマフラーの…

松井智司の「美」 その24 森山亮さん
桐生は衰退する繊維産業の町である。いま初めて桐生を訪れる人がいても、この町がかつて織物で全…

松井智司の「美」 その25 世界一
松井ニット技研が生み出したマフラーが、突然「世界一」に選ばれたのは、2013年夏のことだっ…

松井智司の「美」 その26 指名買い
これだと思うものが編み上がると、次は染色である。 敏夫専務は商社時代、化学の知識も身につけ…