「兄貴、もう会社を閉じようか」 敏夫専務が弱気の虫にとりつかれたのは、2004年の末だった…
日: 2019年11月25日


KNITTING INN その2 「遅かった」だけ
ファストファッションとは、最新の流行は取り入れながら、価格はギリギリまで抑えた衣料品である…

KNITTING INN その3 ニッチマーケット
不思議なことに、それでも智司社長に絶望感はなかった。いいマフラーを作り続ければ、絶対に何と…

KNITTING INN その4 苦し紛れ
何事でも後講釈は簡単である。成功した今になって考えれば、 「どうしてもっと早く気がつかなか…

KNITTING INN その5 美術館
とりあえずの営業方針が固まった。攻めるのはニッチマーケットである。そして松井ニット技研には…

KNITTING INN その6 スタートダッシュ
開口一番の挨拶である。多くの美術館に電話営業をするうちに、これは敏夫専務の定例フレーズにな…

KNITTING INN その7 手作り
電話営業はのっけから大成功だった。いくつもの美術館が、是非資料を見せてくれ、という。 だが…

KNITTING INN その8 大原美術館
開拓営業には、金と時間と人手がかかる。最先端の技術が生み出した画期的な、競争相手がいない新…

KNITTING INN その9 養子
いまでは松井ニット技研のマフラーやショールのブランドとして定着している「KNITTING …

KNITTING INN その10 ワシリー・カンディンスキー
桐生市在住の世界的テキスタイルデザイナーで、英国王室芸術協会名誉会員、英国王立芸術大学院名…