ご挨拶

日頃から、松井ニット技研のマフラーやショールをご愛用いただきありがとうございます。
一歩一歩手探りしながら作り上げてきた私たちの製品が、思いのほか皆様に暖かく受け入れていただいており、心からありがたく、本当に感謝しております。

お客様の中にはわざわざ桐生市の当社まで足をお運び下さる方もおられ、私どもにとりましては生のご意見を直接拝聴出来る、楽しく貴重な時間となっております。

その折りによく、

「どうやってこんなマフラーをデザインしているのか」

というご質問をいただきます。
できるだけお答えしようと努めてはいるのですが、一言でお答え出来るものではなく、また私どもの言葉の拙さやお客様のお時間の関係で、その場ではなかなか十分なご説明ができないのが悩みのタネでした。

たまたま桐生に赴任され、何故かすっかり当社のファンになっていただいた記者がいらっしゃいます。その方が2016年夏に仕事を離れられ、それでも桐生に在住しておられます。ふと思い立ち、

「当社のあれこれを文章にしていただけないか」

とお願いしたところ、二つ返事でお引き受けいただきました。

本日から連載するのは、私どもがお話ししたものをまとめてくださった当社の来し方です。そのようなものの集大成がいまのマフラーに結実しているのではないかと思っております。

有為転変とは申しますが、改めて過去を思い起こすと、よくぞこれまでマフラー作りを続けてこられたものだと感慨深いものがあります。できましたら目を通していただき、私ども松井ニット技研をもっと身近に感じていただくことが出来ればこれ以上の喜びはありません。

すでに老境に入っている私どもですが、松井ニット技研はこれからも皆様に楽しんでいただける製品を創り続ける所存です。旧来にも増してご愛用いただければこれ以上の幸せはありません。今後ともよろしくお願いいたします。

20191月吉日

  松井ニット技研社長・松井智司

        専務取締役・松井敏夫