敏夫専務は子どもの頃から絵が好きだった。好きなだけでなく得意でもあり、小中学生の頃は群馬県…
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KNITTING INN その6 スタートダッシュ
開口一番の挨拶である。多くの美術館に電話営業をするうちに、これは敏夫専務の定例フレーズにな…

KNITTING INN その4 苦し紛れ
何事でも後講釈は簡単である。成功した今になって考えれば、 「どうしてもっと早く気がつかなか…

KNITTING INN その3 ニッチマーケット
不思議なことに、それでも智司社長に絶望感はなかった。いいマフラーを作り続ければ、絶対に何と…

KNITTING INN その2 「遅かった」だけ
ファストファッションとは、最新の流行は取り入れながら、価格はギリギリまで抑えた衣料品である…

KNITTING INN その1 会社を閉じよう
「兄貴、もう会社を閉じようか」 敏夫専務が弱気の虫にとりつかれたのは、2004年の末だった…

芽生え:その1 かかってきた電話
「松井ニット技研様でしょうか。突然お電話して失礼します。実はお願いがあってお電話を差し上げ…

芽生え:その2 訪れたバイヤー
話を元に戻す。いま思い返せば、何とも要領を得ない会話だった。だが、松井ニット技研が多くの人…

芽生え:その3 ワンダフル!
智司社長の奥さんが入れたお茶を前に、訪れた3人の話はA近代美術館の説明から始まった。智司社…

芽生え:その8 共同開発
話を本筋に戻そう。 松井ニット技研がA美術館ブランドのマフラーを作る。松井ニット技研にとっ…